2009年1月30日金曜日

定例会が発足


紀州っ子救援隊とキャラバン隊の活動に参加もしくは協力をいただける方々と、定期的に意見交換などができる場を設けることにした。

今回は第1回だが、ネットトラブルに悩む子供たちをどのように助けるかについて、意見交換をした。

救援隊員を統括していただいている和歌山大の豊田先生には、Skypeを使ったネット会議の形式で参加してもらった。

ちなみに、和歌山県の小学校では、学校にケータイを持ち込まないという方針であるが、メンバーの中に「自分の小学生の子供には、情報リテラシーを養成するのに最善のツールだと考えているので、積極的に使わせている。」との発言があった。

この場の結論として、今後ケータイは社会人として必須のツールなのでそのうち持つことになるのはまちがいない。しかし、小学生の団塊で無理に持たせる必要も、持たないことを強要することもないのでは、ということになった。

結局、我々の基本的なスタンスは、子供たちにケータイの便利な使い方とともにその危険性をも理解させて、早いうちに安全な使い方を身に着けさせるのが最もいいと考えている。その上で、ケータイを持ちたいかどうかは子供の希望に沿って保護者が判断すればいいと思う。

2009年1月14日水曜日

「お助けカード」完成

救援活動に必要な、じゃりん子が持っておくべき救援隊への連絡先を記載した「お助けカード」ができた。

まず、和歌山県内のじゃりん子の応援をしようということで、紀州っ子救援隊として活動する。

お助けカードには、紀州っ子救援隊のサイトにアクセスできるようなQRコードが印刷されているので、これにより救援隊にお助けメールを出すことができる。



お助けメールは、当NPOが受付けてメールアドレスを匿名化した後、救援隊に送信すると、救援隊員が最適な解決方法を考えてくれる。

その回答内容についてアドバイザのチェックを経て、当NPOから相談者に返信することになる。

そのため、相談者が自分のメールに名前やメールアドレスを書かない限り自分の個人情報が救援隊に知られることはない。

この「お助けカード」は、紀州っ子IT安全キャラバン隊として小中学校で講演させていただいたときに配布したり、教育委員会や自治体などからの要望があれば、お渡しすることにしている。

きっと、トラブルに巻き込まれた紀州っ子がこのような応援を心強いと感じてくれることを願っている。

2009年1月9日金曜日

じゃりん子救援隊、発進!!

じゃりん子救援隊和歌山支部(紀州っ子救援隊)では、昨年より準備を進めていたが、ようやく体制が固まり、支援する準備が整った。

本事業は、じゃりん子がトラブルに巻き込まれないように事前講習を行う「安全キャラバン隊」活動と、実際にトラブルが発生したとき信頼できる人にメールで相談できる「救援隊」活動から成っている。



じゃりん子がメールを送ると、NPOが窓口となってメールアドレスを匿名化した後、和歌山大学教育学部の学生たちが核となる救援隊へ送付し、対応策を検討した結果、相談者に返信する。

軽い困りごとは大学生の兄さんや姉さんたちが対応するが、犯罪につながりそうな内容は警察に、学校に関する内容は教育委員会に、行政が関係する場合は県や自治体と、相談者の了解のうえ連携して対応することとしている。



<写真は、和歌山大学における救援隊ミーティング>

この活動では、子供たちが家族や先生に相談しにくい内容や、悩み事に気軽に相談できることで、トラブルの深みに嵌まる前に解決方法を示していきたいと考えている。

子供たちへのアンケート結果や、警察などへの電話相談の状況を見ても、信頼できる相談相手がなくて困っている例も多く、両親などが介入することによりよけいに状況がわかりにくくなることもある。

とりあえず、じゃりん子たちが困ったら、ひとりで悩まないで気軽にメールして欲しい。